理想の住まいとは

何を優先するか

人によって、理想の住まいはそれぞれです。

こと賃貸における理想の住まいを考えてみます。

物件を探す際、条件の絞り込みができるようになっていますね。

築年数の浅い物件を選ぶ人もいれば、レトロ感のある物件を好む人もいるでしょう。

駅近が最優先の人もいるでしょうし、遠くても構わない人もいるでしょう。

安く住める物件を選ぶ人もいれば、高くても広い物件を求める人もいるでしょう。

あなたは何を優先するでしょうか？

すべてを満たす物件は少ない

お金に糸目をつけないで探すとしても、

望みのすべてを叶えてくれる物件は少ないといえるでしょう。

何かを諦めなければならない時、あなたが最も優先するものはなんでしょうか？

その人の人生の時期によっても違うでしょう。

ひとり身の時なら内装にこだわって探せるかもしれません。

子供がいれば学区内最優先で探さなければならない人もいるでしょう。

いずれにせよ、こと世田谷においてまず思うことは、

・賃料が高い

・狭い…

・駅から遠い

・望む場所（生活に便利）の空き物件がでない

等々…正直とても内装の良し悪しまで考える選択肢はありません。

この中でも、ファミリーなら、広さと、生活に便利な場所、というのはなかなか諦められないのではないでしょうか。

狭さの解決と、住みたい場所での住まいの選択肢を増やしたい

広ければ、賃料は高くなりがちです。これが広いのに安かったら、魅力的ですよね？

便利な場所も、賃料が高くなりがちです。便利なのに安かったら、魅力的ですね？

これらを叶えられる可能性があるのが、空き家に住まうことです。

世田谷区は、日本の中でも最も空き家の多い地域と言われています。

流通にのっていない、売られることもない、ただ放置されてしまった空家です。

駅近の土地は高いですが、駅近に空き家が放置されていたりします。

小学校近くの物件は探しても無いのに、小学校の近くに目に付く空き家があったりしませんか？

それらの空き家が手入れされ、うまく世田谷に住みたい若い家族達が借りることができたらどうでしょう。

貸し手は家の管理ができる上に、賃料で固定資産税が払えるかもしれず、

借り手は住みたい場所で、広くて安い家が借りられるかもしれません。

家は管理が行き届き、街並みは改善され、若い人たちが世田谷に住むことで活気が出ます。

私たちは、これをボランティアでなく、事業として成り立たせていきたいのです。

日本の空き家を若年ファミリーに

若年層の家族は、子供が小さく、家族が多く、そして荷物が多く、広い家に住みたいものではないでしょうか。

また、子どもがいるからこその音問題で追い詰められることもあり、戸建てに住みたい方もいるでしょう。

しかしながら経済的には弱く、賃料で選ぶと狭い家に住まざるを得ない状況があるかもしれません。

あるいは広い家を求めて、よりリーズナブルな郊外に出ていくかもしれません。

あなたの空き家で、若い人たちを世田谷に住まわせませんか？

世田谷の住みやすさを、若い人たちにも知ってもらいませんか。

多くの人は一度住めば、居住環境の良さは感じるところが多いでしょう。

そのうえ、古くても手入れされた安くて広い家があれば、なおさらでしょう。

土地の記憶を大切にする

最後に、シンプルリビングラボが空き家を扱うにあたり、動機の一つになっているものがあります。

皆さんは、土地の記憶というものをどのように考えますか？

古い家には、その土地と長く付き合い、馴染んだ積み重ねがあります。

年月を重ねた部分を残しつつ整えれば、その雰囲気は残され、空間として馴染むのです。

例えば通学路で、解体して建て直した場所で街の雰囲気が変わってしまい、残念に思ったことはありませんか？

その説明できない失われた懐かしい面影を、土地の記憶が積み重なっていたんだと解釈しています。

空き家を生かすことは、CO2排出が少なく地球に優しいと言われますが、街の記憶を大事にする行為とも考えています。

世田谷区にお住まいの方で空き家をお持ちの方、ぜひこの取り組みに参加していただけないでしょうか？

弊社に思い入れのあるお家をぜひ拝見させてください。ご連絡をお待ちしております。